湯川れい子、「この4人が出会っただけで奇跡」『レッド・ツェッペリン:ビカミング』

『レッド・ツェッペリン:ビカミング』9月26日公開

メンバーが初めて公認した奇跡のドキュメンタリー『レッド・ツェッペリン:ビカミング』が9月26日よりTOHO シネマズ 日比谷ほか全国公開。このたび、アザーポスター公開とともに著名人がコメントを寄せました。

上野拓朗(Rolling Stone Japan 編集長)は次のようにコメントしています。

 

「これは偉大なるロックドラマー、ジョン・ボーナムを讃える映画でもある。ジョン・ポール・ジョーンズが語った「ボンゾの右足に惚れた」という言葉通り、バスドラが牽引する多彩なグルーヴと魔法のようなバンド演奏をスクリーンで体感してほしい」

 

佐野史郎(俳優)は次のようにコメントしています。

 

「中学生の頃、ラジオにかじりつき、洋楽邦楽を問わず、ロックやフォークをむさぼり聴いていた 1960 年代後半。あの時代のイギリスの若き若者たちの、ほとばしる才能が出会い、化学反応を起こしていく空気があふれ、スクリーンから流れ出し、古希を迎え老いたこの体は呑まれて、少年時代の感覚が蘇る。忘れもしない、1969年、クリームの『グッバイ・クリーム』と『レッド・ツェッペリン登場』の二枚のアルバムが“C★Z セール”と称して同時にリリースされ、ロックファンの心を鷲づかみにした。どちらのバンドもヤードバーズのギタリストだったことさえ知らずにいた私だったけれど。もっと激しく、もっと切なく、もっと自由に‼と、演奏する方も、受けとめる方も、あらたな表現を求めていた時代の熱量と、けれどロックの背景にあったアメリカのブルース、カントリー、ソウルミュージックを徹底的に研究し、イギリスの若者たちの体に、イギリスの、ケルトの、ヨーロッパの背景とを溶けあわせて、さらなる源をこの世に現した。その体から発せられた倍音は、そうして海を渡り、日本のロックファンの体をも、どこまでも揺さぶり続けている。原点を知ることで、また、次の何かが現れるのか、それとも、これ以上のものなどないのだと、その刹那を知ることになるのか…?今はただ、そのあわいに居あわせている奇跡ばかりを味わい尽くすだけだ」

 

ダイアモンド☆ユカイ(RED WARRIORS/俳優)は次のようにコメントしています。

 

「ロックを聴き始めた 10 代の頃は、長髪のルックスはカッコいいと思っていたがレッドツェッペリンの音楽の魅力を実は、良く理解できなかった。それから自分でもロックバンドを組んだりジャズやブルースやワールドミュージックなどを聴いたり様々な経験をして再びツェッペリンを聴いた時には、その素晴らしさの虜になっていた。ロックにチャンピオンベルトなるものがあったとしたら 50 年代はエルビス。60 年代はビートルズ。70 年代は強敵が多いが間違いなくレッドツェッペリンを選ぶだろう。80 年代からキーボードやテクノロジーが進化してロックバンドとしてのプリミティブなギリギリのカッコ良さがなくなってしまった。ロックがもっとも成熟し輝いていた時代に現れた彼らは、音楽的テクニック、個性、ルックス全てを兼ね備えた究極のロックバンドだったと思う。ボンゾー亡き後この 4 人でなければバンドは絶対成り立たない。これ以上のロックバンドはもう二度と現れないだろう。彼らのロックを時代を共にいれたことに感謝。有り難うレッドツェッペリン」

 

髙嶋政宏(俳優)は次のようにコメントしています。

 

「なんか…むちゃくちゃ不思議な感覚に襲われた。昔から物凄くよく知ってるおじさん達の話を聞いて、うんうん、そうだよね色んな事あったもんね、と感慨にふけりながらも、スクリーンで喋ってるのは伝説のツェッペリンの巨匠たち。しかも今まで絶対に過去を語らなかった巨匠たちだ。なのに、どうしても子供の頃から知ってる親戚の叔父さんたちの話を聴いてるような妙な気持ちになる。これは本当の初期のツェッペリンのドキュメンタリーだけど 1950 年代以降の世界のドキュメンタリーでもある。初めて知る蔵出しエピソードに”そういう事だったのか?!”と震える!英国で初めて成功を実感したライヴの話には、こみ上げたな〜。みんな最初は大変だったんだ。ほんとうにツェッペリンは奥が深い。とにかく良い爺さんになったツェッペリンがたまらなく愛おしい。最後の最後のボンゾの言葉を聴いてるメンバーの表情をみて声をころして泣いた」

 

高見沢俊彦(THE ALFEE)は次のようにコメントしています。

 

「71年の初来日武道館ライブ、1曲目の『移民の歌』、リリース前に聴いた『天国への階段』、そんな記憶が洪水のように押し寄せて来た。4人の卓越したミュージシャンによる奇跡が時代を超えてスクリーンによみがえったのだ!つべこべ言わず観ろ!そしてひれ伏せ!これこそが、ブリティッシュ・ハードロック降臨ドキュメンタリー映画なのだ!」

 

東儀秀樹(雅楽師)は次のようにコメントしています。

 

「ジミー・ペイジがヤードバーズを辞めてからツェッペリンが回転し始める、そのゼロから 1 になる貴重な過程を体感できる。当初の彼らの考え方、そしていかにしてあのプログレのような独自性カラーが確立するのか、その歯車の動きが理解できてとても面白い」

 

根本要(スターダスト☆レビュー)は次のようにコメントしています。

 

「Led Zeppelin のライブ歴は意外にも少なく、70年代半ばまでに集中している。日本にも 71年 72 年と来日し、僕は幸運にもその公演を両方見ることができた。僕の人生で凄いライブといえば、真っ先に 71 年の LedZeppelin を思い出す。この映画はまさにその直前までを描いた作品だ。何故彼らがこれほどまでに語られるようなバンドになったのか。彼ら自身が答えてくれています。ぜひご覧あれ」

 

湯川れい子(音楽評論)は次のようにコメントしています。

 

「この 4 人が出会ってバンドを作った。それだけで 20 世紀の奇跡だ。実際にこんなバンドが存在して、この直後に日本にも来た。見ているだけで卒倒するかと思う、もの凄いエネルギーだった‼」

当時のライブをリアルに体感!

60年代末、イギリスで産声を上げたロックバンド「レッド・ツェッペリン」。ジミー・ペイジ(ギター)、ジョン・ポール・ジョーンズ(ベース/キーボード)、ジョン・ボーナム(ドラムス)、ロバート・プラント(ヴォーカル)のおよそ 12 年間の活動の中で、彼らが起こした現象はまさに事件であり、予言であり、そして未来でした。

 

デビューアルバムでいきなり世界を熱狂の渦に巻き込んだバンドの出発点にはいったい何があったのか。未公開のジョン・ボーナムの生前音声のほか、メンバーの家族写真や映像、初期のライブシーンなど貴重なアーカイヴ映像とともに、その知られざる歴史を語る証言者はオリジナルメンバーのみ。さらに、部分的ではなく1曲まるごと演奏シーンを映し出すことで、私たちはまるでその場に居合わせたかのようにメンバーの声を聞き、当時のライブをリアルタイムで目撃した感覚に陥ります。

 

4 人のメンバーとともに当時を再体感する、まさにユニークにして最高の没入型「映画オデッセイ」。

 

『レッド・ツェッペリン:ビカミング』は、2025 年秋 TOHO シネマズ 日比谷ほか全国公開。

 

[作品情報]

『レッド・ツェッペリン:ビカミング』

原題:BECOMING LED ZEPPELIN

監督・脚本:バーナード・マクマホン(「アメリカン・エピック」) 

共同脚本:アリソン・マクガーティ 

撮影:バーン・モーエン 

編集:ダン・ギトリン

ジミー・ペイジ ジョン・ポール・ジョーンズ ジョン・ボーナム ロバート・プラント

2025 年/イギリス・アメリカ/英語/ビスタ/5.1ch/122 分

日本語字幕:川田菜保子/字幕監修:山崎洋一郎

配給:ポニーキャニオン 

提供:東北新社/ポニーキャニオン ZEP-movie.com

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