アメリカに向けて放たれた不明のミサイル『ハウス・オブ・ダイナマイト』キービジュアル

『ハウス・オブ・ダイナマイト』が、10月10日公開

『ハート・ロッカー』キャスリン・ビグロー監督最新政治スリラー『ハウス・オブ・ダイナマイト』が、10月10日(金)よりNetflix配信に先立ち先行公開。このたび、劇場公開日入りキービジュアルと追加場面写真が公開されました。

公開されたキービジュアルは、アメリカを標的としたミサイルとの死闘を描き出すもの。張りつめた空気を纏うその一枚には、レベッカ・ファーガソン演じるオリビア・ウォーカー大佐の緊迫した表情、任務に身を投じる軍人の背中、そしてイドリス・エルバ扮するアメリカ合衆国大統領の沈痛な視線が刻まれています。

 

追加場面写真では、オリビア・ウォーカー大佐がミサイルに関する膨大なデータを前に崩壊寸前の政府機能を必死に支えようとするその眼差しには、国家を背負う者だけが抱く覚悟と苦悩が。さらに、最前線で危機に立ち向かう少佐の鋭い視線に戦闘機パイロットの姿など、画面全体を覆うのは、極限の緊張と、秒刻みで迫り来る恐怖…骨太な社会派テーマを圧倒的な臨場感で描き、女性として初めてアカデミー監督賞を手にした革新者キャスリン・ビグロー監督ならではの場面写真が続きます。

 

ビグロー監督は、今回の作品に込めた思いを次のように語ります。

 

「私が子供だった頃は、原爆から身を守るための安全対策として、学校の机の下に隠れるんだと教わって育ちました。当時は原爆の恐怖がとても身近に感じられ、そんな対策が真面目に取られていたのです。 今日、その危険はさらに増しています。複数の国々が、文明社会を数分で終わらせられるほどの核兵器を保有しているにもかかわらず、一種の集団的な麻痺状態、つまり"想像もできない事態の静かな正常化"が起きているのです。 破滅という結末が待っているというのに、どうしてこれを"防衛"と呼べるのでしょうか。 私はこの矛盾に正面から切り込む映画を作りたかったのです。絶滅の影の下で生きながら、それについてほとんど語らない世界の狂気に深く迫るために」

 

1 発の出所不明のミサイルが米国に向けて発射

一体誰が発射したのか、そしてどう対応するべきか…。今、時間との闘いが始まります。どこから発射されたか分からない、米国を標的とした 1 発のミサイル。果たして誰が仕組んだのか?どう策を打つべきか?時間との闘いが幕を開けます。

 

『ハウス・オブ・ダイナマイト』は、Netflix配信に先立ち10月10日(金)より先行公開。

 

[作品情報]

『ハウス・オブ・ダイナマイト』

原題:A House of Dynamite

監督:キャスリン・ビグロー(『デトロイト』、『ハート・ロッカー』)

脚本:ノア・オッペンハイム(『ジャッキー ファーストレディ最後の使命』、『メイズ・ランナー』)

キャスト:イドリス・エルバ、レベッカ・ファーガソン、ガブリエル・バッソ、ジャレッド・ハリス、トレイシー・レッツ、アンソニー・ラモス、モーゼス・イングラム、ジョナ・ハウアー=キング

2025 年/アメリカ/英語/112 分

https://www.cinemalineup2025.jp/ahouseofdynamitefilm/