4Kレストアにより鮮烈な色彩で蘇る!『汚れた血』予告編

『汚れた血』4Kレストア版1月10日公開

レオス・カラックスの作家としての評価を決定づけた、 極限まで美に徹した鮮烈な色彩のフィルム・ノワール『汚れた血』が4Kレストアされ、1月10日(土)よりユーロスペースほか全国にて劇場公開されます。このたび、予告映像が公開されました。

公開された予告映像は、「アン・ドゥ・トロワ」ラジオのチャンネルをまわし、カラックスと同じ 11 月 22 日が誕生日のベンジャミン・ブリテンが作曲した『フランク・ブリッジの主題による変奏曲』第 8 変奏「葬送行進曲」がかかり幕が開けます。

 

恋人のリーズをバイクにのせてバイクを走らせるアレックス、「もし君とすれ違ってしまったら世界全体とすれ違うことになる」アレックスとアンナの邂逅、何者かに見張られているマルク、銃を構えた警察に取り囲まれるアレックス、強い意志をたたえた瞳からこぼれる涙、頬についた血の温もりを確かめるように手を添えて走るアンナ、車を横転させる怪力男、「もっと速く!もっと速く!」アレックスは疾走。<愛が加速する>アレックスのアンナへのひたむきな愛とスピードの恍惚がほとばしる予告となっています。

 

『汚れた血』は、結ばれない男女の三角関係を、凝りに凝った映像でスピーディかつ衝撃的に描く、鮮烈な色彩のフィルム・ノワール。デヴィッド・ボウイの「Modern Love」をバックにドニ・ラヴァンが走り続ける長回しや、ラストのジュリエット・ビノシュの疾走など、映画史に残る数々の名シーンでも知られています。

 

レオス・カラックスは長編第 2 作『汚れた血』でその鮮やかな才能を炸裂させ、作家としての評価を決定づけました。1986年度ルイ・デリュック賞をはじめ、第 37 回ベルリン国際映画祭のアルフレッド・バウアー賞、セザール賞3部門ノミネートと高い評価が相次ぎ、名実ともに 80 年代後半を代表する「新しいフランス映画」となったのです。

 

一匹狼の金庫破りアレックスにはドニ・ラヴァン。孤独感と一途さをたたえた主人公を見事に演じています。しがない中年ギャング・マルクを演じるのはフランス映画界の重鎮ミシェル・ピコリ。疲労感と凄み、モノローグのようなしゃべり方で重厚な人物像を作り出しました。マルクの情婦でアレックスの憧れの女となるヒロイン・アンナにはジュリエット・ビノシュ。清楚で魅惑的な彼女が前髪を息で吹き上げるポーズは強く記憶に残り、本作の演技でフランス映画界注目の女優となりました。

結ばれぬ3人の思いが交錯

愛のないセックスで感染する奇妙な病気「STBO」が蔓延する近未来のパリ。父の不可解な死の後、アレックスは父の友人マルクからSTBO ウィルスを盗む犯罪に誘われるも、彼はマルクの愛人アンナに魅かれてゆき…。

 

『汚れた血』4Kレストア版は、1月10日(土)よりユーロスペースほか全国にて劇場公開。

 

[作品情報]

『汚れた血』

監督・脚本:レオス・カラックス

撮影:ジャン=イヴ・エスコフィエ

出演:ジュリエット・ビノシュ、ドニ・ラヴァン、ミシェル・ピコリ 

1986 年/フランス/カラー/120 分/DCP

配給:ユーロスペース 

公式サイト http://carax4k.com