未だ色あせない魅力!ゴダール『勝手にしやがれ』『気狂いピエロ』新予告編

『勝手にしやがれ』『気狂いピエロ』7月公開

ジャン=リュック・ゴダール監督『勝手にしやがれ』の制作過程を追ったリチャード・リンクレイター監督作『ヌーヴェルヴァーグ』が、7月に全国公開。その公開を記念して、可能な限りのレストアを施された『勝手にしやがれ』(7/24(金)~)、『気狂いピエロ』(7/31(金)~)がヒューマントラストシネマ渋谷、シネスイッチ銀座、UPLINK 吉祥寺 他にて上映されます。このたび、今回新たに編集された、2作品の予告編が公開されました。

『勝手にしやがれ』は、盗んだ自動車を走らせパリに向かうミシェル(ジャン・ポール・ベルモンド)が、横のカメラに向かって話す様子から始まります。

 

パリを象徴する凱旋門のカットの後、シャンゼリゼ通りでヘラルド・トリビューン紙を売るパトリシア(ジーン・セバーグ)の姿が。パトリシアとつかの間のパリを楽しむミシェル。しかし男性が後頭部を殴られるシーンの後、一気に追われるミシェルとパトリシアの様子が畳みかけます。全編モノクロの映画にカラフルな色彩を載せ、この作品の制作時ジーン・セバーグが 20 歳、ジャン・ポール・ベルモンドが26歳、ジャン・リュック・ゴダールが28歳と表示され、その若さに驚かされます。

 

全編を小気味よく流れる音楽と編集で、今も褪せない魅力を改めて確信させる予告編です。

『気狂いピエロ』は、歌うマリアンナ(アンナ・カリーナ)がフェルディナン(ジャン・ポール・ベルモンド)と南仏の海外を歩くシーンから始まり、カラフルな映像が続きます。

 

しかし徐々に、マリアンナの部屋にいるハサミが首に刺さった男性の死体、マリアンナの持つ銃など、映画の後半を思わせる展開に。どこを切り取っても絵画的で美しいシーンが連続し、「見つかった。何が?永遠が」という最後の有名な台詞で予告編は終わります。

 

2本とも、字幕を入れずに映像とタイトルだけで編集され、ゴダールの映像を感じてもらう趣向となっています。

 

『勝手にしやがれ』は、2020年の60周年の4Kレストア版、『気狂いピエロ』は2Kレストア版を使用。

『勝手にしやがれ』

自動車泥棒の常習犯ミシェル(ベルモンド)は、マルセイユで盗んだ車を走らせパリに向かいます。その道中、白バイに追いかけられ、咄嗟に車中にあった拳銃で警官を射殺。パリに着いた彼は、シャンゼリゼ通りでヘラルド・トリビューン紙を売るパトリシア(セバーグ)に会いに行きます。彼女はアメリカ人の留学生で、2人は南仏の海岸で出会いベッドを共にした仲。金を調達し二人でイタリアへ逃れようとする男と記者になる夢をかなえようとする女の行く末は…。

『気狂いピエロ』

フェルディナン(ベルモンド)は、金持ちの妻との生活に退屈し、逃げ出したい衝動に駆られていました。そんなある夜、夫婦がパーティに出かけるため、幼い娘のベビーシッターがやってきます。彼女はなんと、かつての恋人マリアンヌ(カリーナ)。パーティを抜け出し、1人で帰宅したフェルディナンは、彼女を車で送り、そのまま一夜を共にします。翌朝目覚めると、彼女の部屋に、首に鋏を突き立てられた男の死体があって…。

 

『勝手にしやがれ』は7月24日(金)から、『気狂いピエロ』は7月31日(金)から、ヒューマントラストシネマ渋谷、シネスイッチ銀座、UPLINK 吉祥寺 他にて上映予定。

【作品概要】

『勝手にしやがれ』(4K レストア版)

キャスト:ジャン=ポール・ベルモンド Jean-Paul BELMOND ミシェル・ポワカール(別名ラズロ・コヴァックス): ジーン・セバーグ Jean SEBERG パトリシア・フランキーニ ダニエル・ブーランジェ Daniel BOULANGER ヴィダル刑事 ジャン=ピエール・メルヴィル Jean-Pierre MELVILLE 作家パルヴュレスコ アンリ=ジャック・ユエ Henri-Jacques HUET アントニオ・ベルッチ ジャン=リュック・ゴダール Jean-Luc GODARD 密告者

監督・脚本・台詞:ジャン=リュック・ゴダール Jean-Luc GODARD 

製作:ジョルジュ・ドゥ・ボールガール Georges de BEAUREGARD 

原案:フランソワ・トリュフォー Francois TRUFFAUT 

監修:クロード・シャブロル Claude CHABROL 

撮影:ラウール・クタール Raoul COUTARD 音楽:マルシャル・ソラル Martial SOLAL

字幕:寺尾次郎 

1960 年(2020 年 4K レストア版)/フランス/90 分 

© 1960 STUDIOCANAL - Société Nouvelle de Cinématographie – ALL RIGHTS RESERVED.

 

『気狂いピエロ』(2K レストア版)

キャスト:ジャン=ポール・ベルモンド Jean-Paul BELMONDO フェルディナン・グリフォン(ピエロ) アンナ・カリーナ Anna KARINA マリアンヌ・ルノワール グラツィエラ・ガルヴァーニ Graziella GALVANI フェルディナンの妻マリア ダーク・サンダース Dirk SANDERS マリアンヌの兄レッド サミュエル・フラー Samuel FULLER アメリカの映画監督 ジミー・カルービ Jimmy KAROUBI 小男 レイモン・ドボス Raymond DEVOS 港の男 ラズロ・サボ Laszlo SZABO 政治亡命者ラズロ・コヴァックス ロジェ・デュトワ Roger DUTOIT ギャング ハンス・メイヤー Hans MEYER ギャング ジャン=ピエール・レオー Jean-Pierre LEAUD 

監督・脚本・台詞:ジャン=リュック・ゴダール Jean-Luc GODARD 

製作:ジョルジュ・ドゥ・ボールガール Georges de BEAUREGARL、ディノ・デ・ラウレンティス Dino de LAURENTIIS 

原作:ライオネル・ホワイト Lionel WHITE 

撮影:ラウール・クタール Raoul COUTARD 

美術:ピエール・ギュフロワ Pierre GUFFROY 

音楽:アントワーヌ・デュアメル Antoine DUHAMEL

字幕:寺尾次郎 1965 年(2015 年 2K レストア版)/フランス/110 分 

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