『ARCO/アルコ』4月24日公開
アヌシー国際アニメーション映画祭長編部門グランプリ、ゴールデングローブ賞アニメーション作品賞ノミネート、第53回アニー賞5部門ノミネート、本年度アカデミー賞長編アニメ映画賞最有力作『ARCO/アルコ』がTOHO シネマズ 日比谷ほか全国公開中。このたび、W主演の黒川想矢、堀越麗禾登壇の初日舞台挨拶が行われました。
万雷の拍手の中、ステージに登壇した黒川はやや緊張の面持ちであいさつ。「アフレコをした時からあまり時間はたっていないんです けれど、僕はこの作品が本当に大好きなので。全国のたくさんの方に見ていただけるのかと思うと、めちゃくちゃうれしいです」と初日を迎えた喜びのコメントを寄せました。
一方の堀越も「アフレコは、黒川さんとふたりでさせていただいたんですけど、その時からすごく緊張していて。公開初日が来る ことを、緊張しながらもワクワク、すごく楽しみにしていたので。こうやって皆さまに来ていただいてこの公開日を迎えられることが すごくうれしいです」と続けます。
そんなふたりは本作がアニメ作品における声優として初主演。黒川は「普段やっている時は、まわりの環境や相手があって。そういうものから受け取るものがものすごく大きいんですが、やはりアフレコはスタジオの中で収録をするものなので。どうしても自分とマイクとの距離が難しくて。でも感じるということに関しては(実写の芝居とは)あまり変わらない。僕の中では想像することがものすごく楽しかったです」とかみ締めるように語りました。
堀越もアニメならではの収録に思うところも多かった様子。「実際のイリスにとってはリアルな世界が広がっているように感じるんですけど、わたしにとってはそれが非日常というか。目の前にマイクがあって、映像があり、後ろにはたくさんの(スタッフの)方が座って見てくださっているので。イリスから見たらすごい広い世界となる、そういう空間に私が声を入れさせていただくということ はすごく不思議な感じもしましたし、楽しかったし、面白かったです」と笑顔を見せました。
黒川は、アルコという役について「アルコは10歳くらいなんですけど、僕は今16歳なんで。僕の声がめちゃくちゃおじさんな感じになったりしないかなと、ちょっと不安になったりもしました」とコメントし、思わず会場は笑顔に包まれます。さらに自身に似ている点について「アルコは本当にどこにでもいる普通の子なんですけど、でもやっぱり未来から来た子なのかなと。そういう意識で(収録を)やりました」と振り返りました。
堀越が苦心したのは、走るシーンにおける「息づかい」の芝居だったそう。「走りながら息があがるようなシーンが何度かあったんですけど、そういうところはすごく難しかったですね」と語る堀越に対して、黒川は実際に走るなどして、身体を動かしたり、ということもあったそうで、「やはり声だけでは演じられないので、ちょっと足踏みをしたりもしたんですけど……どんな風にやってたんですか?」と堀越に質問。その問いかけに「わたしは本当に何もしないで、ただ立っていました」と返した堀越。その言葉を聞いた黒川は「すごいですよね!」と驚くことしきりでした。
そしてこの日は、公式の X、Instagram のアカウントで募集した質問をふたりにぶつけるコーナーも。まずは「未来に向けてこうしよう、こうしたいということはありますか?」という質問が。黒川は「僕は結構、話すのがあまり上手じゃなくて。なので、どうしたら面白いことが言えるかなとか、どうしたら楽しい気持ちになれるかな、ということを考えたりするんですけど、でもやっぱり自由に、何も気にせずに話せるようになりたいなと思っています」とコメント。
一方の堀越は「とにかく平和な未来であったら、みんながすごくしあわせなんじゃないかなと思いました。(本作で描かれた気候変動などが)あまりない世の中で、しあわせに暮らせたらすごく楽しいのかなと思いました」と平和への思いを祈念するひと幕も。
黒川は劇中に登場するロボットの描写に触れて、「この映画はものすごくあたたかくて。ロボットが人間を助けてあげたり、人間もロボットを尊敬できている。僕はロボットに対して怖いイメージがあったんですけど、この映画を見るとすごくあたたかい共生のあり方みたいなものを感じられました」と作品に込められた温かいメッセージを感じとっていた様子。
「もし未来か過去に行けるとしたらどちらに行きたい?」という質問がとぶと、黒川は「僕は絶対、過去です。未来はあまり見たくないので」と即答。その理由として「僕は昭和がめちゃくちゃ大好きで。昭和時代に行っていろいろ見てみたい。映画とかで見る昭和の空気とか……」と語ると、「今はどうしても、スマートフォンとかで連絡がすぐに取れてしまったり、調べる 時にもボタン一つで調べているものが出てきたりもするので。自分の思いがすぐに伝わっちゃうのは、いいことではあると思うけど、だからこそ手紙でやり取りしてみたり、公衆電話で電話したりしてみたい」とコメントしました。
対する堀越は「私は未来です」とキッパリ。「過去に行ってやり直したいこともたくさんあるんですけど、過去は過去のままで、思い出に取っておきたいなと思いました」と大人の回答で、会場を感心させるひと幕もありました。
最後に堀越は「皆さま、ぜひ最後まで楽しんで見てくださ ったらうれしいです。今日は短い間でしたがありがとうございました」とメッセージ。黒川も「この作品は、未来に希望を持てるよ うなすごくすてきな作品だと思います。ぜひ楽しんで見ていただけたらと思います」と会場に呼びかけ締めくくりました。
虹からきた少年と荒廃した世界を生きる少女の出会い
気候変動が進んだ2075年。10歳の少女イリスは、虹色の謎の物体が空から落ちてくるのを目撃します。それは、虹色の飛行スーツでタイムトラベルが可能な遠い未来から不時着した少年アルコでした。
未来へ帰る手がかりを求めるアルコと、現実に縛られたイリスは、虹色のスーツに秘められた謎を追いながら未来への帰還=虹の道を探す旅に出ます。しかし謎の三つ子らから追撃され…。
『ARCO/アルコ』は、4月24日(金)よりTOHO シネマズ 日比谷ほか全国公開。
[作品情報]
『ARCO/アルコ』
原題:ARCO
監督・脚本:ウーゴ・ビアンヴニュ
脚本:フェリックス・ド・ジブリー
製作:フェリックス・ド・ジブリー、ソフィー・マス、ナタリー・ポートマン
アニメーション監督:アダム・シラード
編集:ナタン・ジャカード
音楽:アルノー・トゥロン
日本語吹替キャスト 黒川想矢(アルコ) 堀越麗禾(イリス) 梶裕貴(ミッキ) 山里亮太(ドゥギー) 前野智昭(ストゥイー) 落合福嗣(フランキー) 伊駒ゆりえ(クリフォード) 日向未南(アルコの母)
2025 年/フランス/88 分/カラー/ビスタ/5.1ch サラウンド/字幕翻訳:浜本裕樹/映倫:G 配給:AMG エンタテインメント ハーク
©2025 Remembers / mountainA / France 3 CINEMA
公式サイト:https://arco-movie.jp

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