ヴィトラ、パントン生誕100周年で現代仕様「Panton Upholstery Collection」

2026年は、デンマークの建築家/デザイナー、ヴァーナー・パントンの生誕100周年。それを受け、スイスのインテリアメーカー、ヴィトラは、2004年からヴィトラで製造するパントン製品「アムーベ」「アムーベ ハイバック」「リビング タワー」「ヴィジョナ スツール」「コーン チェア」「ハート コーン チェア」を、新たなファブリックやレザーで現代のインテリアに調和する仕様へとアップデートします。

Amoebe

「アムーべ」は、ヴァーナー・パントンが1970年に手掛けた有名なインスタレーション「ヴィジョナ II」のために制作されました。大胆でサイケデリック、かつ未来的なこの「住空間」は、ケルン国際家具見本市の展示会場として使われた船の中にパントンが制作・演出したものです。

 

「アムーべ」は、1960年代の自由でのびやかなデザイン精神を体現しています。座面と背もたれが一体となった彫刻のようにつながり、名前の通り、単細胞生物から着想を得たオーガニックなフォルムが特徴です。

 

柔らかなクッションは、心地よい座り心地を生み出しています。「アムーベ ハイバック」は、頭上まで伸びた背もたれがまるで庇や天蓋のようにふんわりとカーブ。この印象的なデザインが、包み込まれるような安心感や、静けさ、プライバシーをもたらします。

 

「アムーベ」と「アムーベ ハイバック」のカバーは、住宅用途に適したクヴァドラのファブリックTonusに加え、より耐久性の高いCentoとHola 、公共空間など使用頻度の高い環境にも適した Cosy2とVoloからも選べるようになりました。生地やカラーのバリエーションが広がることによりチェアの印象を大きく変えることができ、さまざまな空間に合わせたコーディネートが可能になります。カバーは取り外しができ、専門のスタッフによる交換や再装着もできる仕様です。

Living Tower

1960年代のデザインの重要なテーマのひとつとして、「ドメスティック ランドスケープ(住空間の風景)」という概念があります。ヴァーナー・パントンは、床・壁・天井から家具、照明、テキスタイル、壁面パネルに至るまで、部屋を構成するあらゆる要素をひとつの芸術作品のようにまとめ上げ、いくつかの伝説的なインスタレーションをトータルデザインしました。

 

代表的な例として知られているのが、ケルン国際家具見本市のために制作された「ヴィジョナ」の船上インスタレーション(1968年と1970年)、ハンブルクのシュピーゲル社本社ビル(1969年)、そしてデンマークのオーフスに位置するレストラン「ヴァルナ」(1971年)です。

 

1968年の「ヴィジョナ」のプロジェクトの中で、ヴァーナー・パントンは、特に独創的なデザインのひとつである「リビング タワー」という家具の彫刻ともいえる作品を生み出しました。高さ2メートル超、しっかりとした構造の「座るための塔」は、4つの異なる高さに腰掛けることができます。2つのパーツで構成される構造体は、バーチ材の合板で作られ、その上からクッション材をふんわりと包むように張り込むことで、くぼんだそれぞれの座席スペースは柔らかな座り心地に仕上げられています。

 

これまでTonusの2色のファブリックで展開されていた「リビング タワー」のカバーバリエーションが、Tonus全カラーに広がっただけでなく、新たにVoloも選べるようになりました。カラーとファブリックのバリエーションが広がったことで、使えるシーンの幅も大きく広がりました。Voloは非常に耐久性が高く、セミパブリックや公共空間のような、日常的に使用頻度が高い環境にも十分耐えうるファブリックです。

 

Visiona Stool

ヴァーナー・パントンは、1970年にケルンで開催された伝説的なインスタレーション「ヴィジョナ II」のために「ヴィジョナ スツール」をデザインしました。コンパクトなこの生地張りのスツールは、実用性と心地よさを兼ね備えています。シンプルで幾何学的なデザインは、さまざまな家具と組み合わせることができます。また、軽量のため簡単に移動でき、自由な発想で複数を組み合わせて配置することも可能。ゴムバンドで固定された張り地カバーは、取り外し可能、お手入れも簡単です。

 

このたび「ヴィジョナ スツール」の既存のバリエーションであったTonus、Laser RE、Hopsak、Twill、Voloに加え、Hola、Cosy 2、Centoも加わり、さらに幅広く多彩なファブリックがラインナップ。多彩なカラーとファブリックのバリエーションにより、「ヴィジョナ スツール」は、住まいのような温かみを感じさせながら、これまで以上に公共空間やセミパブリックな空間でも心地よく使用できるようになります。あらゆる環境や用途に対して、最適な「ヴィジョナ スツール」を選び、構成することが可能になるのです。

Heart Cone Chair

1958年に発表された「コーン チェア」が大好評を博したことを受け、ヴァーナー・パントンは続いて「ハート コーン チェア」を発表しました。

 

象徴的なシルエットを描く広がりのあるハート型の背もたれは、快適性に加え、座る人の自由な動きを実現しています。また、「ハート コーン チェア」は、今日に至るまでデザイン当初と同じ製法でひとつひとつ手仕事で製造されています。

 

「ハート コーン チェア」のカバーは、既存のTonusに加え、Cosy 2 、Volo、Cento、Hola、Leather Premiumから選ぶことができるようになりました。張り地やカラーによってチェアの印象を大きく変えることができるだけでなく、耐久性の高いファブリックやレザーがバリエーションに加わったことにより、公共空間をはじめさまざまな空間やインテリアに自在に調和します。

Cone Chair

1950年代後半にヴァーナー・パントンがデザインした革新的フォルムの「コーン チェア」は、それまでのチェアという概念に対する認識を一変させました。彼のデザイン哲学を体現した、最初のデザインともいえます。

 

細い四本脚のスチールベースの上に載せた逆円錐形のフォルムがアイコニックな「コーン チェア」は、円錐の後ろ半分が上方向へ伸びて半円形の背もたれとなり、座面部分には柔らかなクッションが配置されています。チェア全体が快適なパッド入りのファブリック張りで、背もたれは座る姿勢によって肘掛けとしても機能します。背もたれ、座面、肘掛けまでが覆われ一体化した独創的なフォルムは、今日に至るまで、デザイン当初と変わらない製法で、ひとつひとつ手作りされています。

 

その後、このアイデアをさらに発展させ、象徴的なシルエットの「ハート コーン チ ェア」を生み出します。象徴的なハート型の背もたれはデザイン面だけでなく、快適性に優れ、座る人の自由な動きを実現します。

 

「コーン チェア」のカバーは、住宅用途に適したクヴァドラのファブリックTonusに加え、より耐久性の高いCentoとHola、公共空間など使用頻度の高い環境にも適したCosy 2とVoloからも選べるようになりました。

 

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