『バグダッド・メッ シ ⽚⾜のサッカー少年』8月7日公開
第97回アカデミー賞国際⻑編映画賞のイラク代表作品『バグダッド・メッシ ⽚⾜のサッカー少年』が、8月7日(⾦)にTOHOシネマズ シャンテほか全国公開。このたび、本編映像と場面写真が公開されました。
公開された本編映像は、メッシに憧れる少年ハムディが移住先の地元サッカーチームの⼦どもたちと⾃⾝の“⼊団”を巡って緊迫(︕︖)の取引を⾏うシーン。
舞台は、テレビを所有している家庭が⾮常に希少だったイラク戦争下の2009年イラクの⽥舎町。最⾼のサッカー選⼿リオネル・メッシの試合が始まろうとするその時、テレビがあるハムディの家には、どうしても試合を観たい近所のサッカーチームの少年たちが群がっていました。
⽚脚のハムディをチームに⼊れたくない少年たちに対し、ハムディは容赦なく告げます。
「もう家に帰ってよ」「僕のテレビだ。決定権は僕にある」
テレビという最強の利権を盾に、⼀歩も引かないハムディ。少年たちも負けじと「じゃあ机を返せ」と応戦するも、ハムディは「バグダッドでは⼤勢で⾒てた。みんなで⾒たほうが楽しいよ」と、サッカーチームに⼊るため、必死で交渉。メッシの試合をどうしても観たい少年たちからついに「ハムディをキーパーにしたら︖」という提案が⾶び出します。
「松葉杖のキーパーか」と最初は難⾊を⽰す声もあがるが、ハムディに理解のある少年の⼀⾔で、テレビの誘惑に勝てない少年たちはハムディの⼊団を認めます。そのときのハムディのほっとしたような微笑みは、過酷な現実に直⾯しながら⼤好きなサッカーとメッシのために逞しく⽣きる少年の素顔を感じさせます。
サヒム・オマール・カリファ監督は次のようにコメントしています。
「『バグダッド・メッシ』は、これまでの私の作品の中で最もパーソナルな⼀作であり、⼼から⼤切に思っている物語です。戦時下のイラクで育った私や友⼈たちは、サッカーに夢中でした。どんな状況に置かれても、私たちは常にボールを蹴り続け、テレビで流れる試合を夢中で追いかけました。サッカーは、耐え難いほど凄惨な現実から私たちを救い出し、何よりも、絶望の淵にいた私たちに「希望」と「喜び」を与えてくれたのです。「情熱があれば、恐怖すら消し去ることができる」……その本当の意味を理解したのは、ずっと後になってからのことでした。この脆く、繊細な実体験を、幼い主⼈公ハムディを通して描こうと試みました。爆撃によって⽚⾜を失ってもなお、彼はプロのサッカー選⼿にな るという夢を捨てません。客観的に⾒れば、その夢が叶わないことは分かっていても、それは絶望的な状況において⼀筋の光となります。誰もが、⼈⽣の最も困難な時期を「決して諦めない」という姿勢で⽣き抜こうとする少年の姿に共感し、エールを送ることでしょう。イラクで宗派間対⽴が激化していた頃、私はベルギーで通訳として働いていました。そこで戦争の複雑さ、そして何が「正しく」何が「間違い」か、という判断がいかに主観的なものであるかを痛感しました。イラクの⼈々を助けたい⼀⼼で働いていたにもかかわらず、「アメリカへの協⼒者」や「裏切り者」と呼ばれることの意味も知りました。こうした戦争の複雑な側⾯を、本作の物語にも投影しています。悲しいことに、このテーマは現代の世界において、かつてないほど切実なものとなっているからです。私たちが求めていた「本物」の質感を出すため、全編を私の故郷であるイラクで撮影しました。撮影の機会を与えてくださったバグダッド、モスル、エルビル、ドホークの地⽅⾃治体の皆様、そしてこの重要なプロジェクトを⽀えてくれたベルギー、オランダ、ドイツのパートナーとクルーの皆さんに、⼼から感謝の意を表します」
「戦争がぼくの“当たり前”を奪った」
2009年、イラク戦争下のバグダッド。メッシに憧れる11歳の少年ハムディは、仲間たちと泥だらけのサッカーボールを⽇々追いかけていました。しかし、⼀瞬の爆撃に巻き込まれ、⽬覚めたときには、⽚⾜を失っていました。
夢も⾃由も奪われ、さらにアメリカの警備会社で通訳をする⽗を憎む者に家を焼かれてしまった⼀家は辺境の村へ逃れます。⽚⾜を理由に地元のサッカーチームから拒絶され、何もかもが変わってしまった世界で居場所を⾒失うハムディでしたが、閉ざされた少年の⼼を両親の愛が動かし、もう⼀度夢を⾒るために⼀本の⾜でも⽴ち上がろうとします。
しかし、戦争という無慈悲な現実はなおも容赦なく彼らに襲いかかります。戦争に翻弄されながらも⾛り続ける少年と、彼を懸命に⽀える家族の姿は、⾮情な現実にあっても⼈間が⽣き抜くことの真の意味を我々に問いかけます。
『バグダッド・メッシ ⽚⾜のサッカー少年』は、8月7日(⾦)にTOHOシネマズ シャンテほか全国公開。
[作品情報]
『バグダッド・メッシ ⽚⾜のサッカー少年』
原題 Baghdad Messi
監督︓サヒム・オマール・カリファ
出演︓アフマド・モハメド・アブドラ、ザフラー ・ガンドゥール、アセール・アデル
2023年|イラク、ベルギー、オランダ合作|アラビア語、クルド語|84分|シネスコ|カラー|5.1ch|⽇本語字幕 ⻑夏実
後援 イラク共和国⼤使館
提供 ハーク
配給 Elles Films
© A Team Productions | Column Film | 10.80 Films | Macgyver
公式HP︓baghdad-messi.jp 公式X︓@baghdadmessi_jp(https://x.com/baghdadmessi_jp?s=21)
公式インスタ︓@elles_films0722 (https://www.instagram.com/elles_films0722?igsh=aWw4d3k4Z3RiZnNj )
ハッシュタグ︓#バグダッド・メッシ






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