『サイボーグ009 ネメシス』7月19日配信
石ノ森章太郎がライフワークとして描き続けた代表作『サイボーグ009』。この度『サイボーグ009 ネメシス』が、7月19日(日)0時より全3話一挙配信中。このたび、梶裕貴、中村悠一、早見沙織、主題歌を歌う杏子が登壇の全話先行上映会が開催されました。
7月18日に東京・新宿バルト9で開催された先行上映会には、009/島村ジョー役の梶裕貴、N009/グラビトン役の中村悠一、003/フランソワーズ・アルヌール役の早見沙織が登壇。スペシャルゲストとして、オープニング主題歌『誰がために』を歌う杏子も駆けつけました。
最初の話題は、登壇者と『サイボーグ 009』との出会いについて。梶は「物心がついたときには、自然と自分の中に『サイボーグ 009』という作品があり、キャラクターのビジュアルや『加速装置』というセリフも知っていたそうで、本作への参加を機に、初めて本格的に原作や過去のアニメ作品に触れたと語ります。
「石ノ森先生が 1960 年代に作られた作品のテーマが、現代とリンクしている部分がすごく多いと感じました。サイボーグというテクノロジーも、今の社会では身近なものになってきています。さまざまな国籍、性別、年齢、人種のキャラクターたちが力を合わせて世界平和のために戦うところは、今の日本が考えていかなければいけない部分とつながっていると、改めて作品に触れて感じました」
中村も、いつ作品を知ったのか思い出せないほど幼い頃から『サイボーグ 009』を認識していたそうですが、本作への出演をきっかけに作品を掘り下げ「1964年の原作以降、影響を受けた作品や、似たテーマに挑んだ作品が本当に多い。根底にある、答えの出ないテーマに挑んでいたことを改めて知りました」と実感を口にしていました。
早見も、作品名やキャラクターのビジュアルをいつ知ったのか分からないほど、幼い頃から当たり前のように存在していた作品だったという。以前『サイボーグ 009VS デビルマン』にキャストとして参加した経験を経て、印象の変化を語っています。
「物心がつく頃に抱いていたイメージは、“ザ・ヒーロー”。悪を倒すぞ、というイメージもありました。実際には、それぞれのキャラクターが悲しみや苦しみを持ち、それぞれが正しいと思う価値観を持っている。それがぶつかり合うからこそ、見ている側もとても考えさせられる物語なのだと改めて感じました」
続いて、それぞれが演じたキャラクターの話題へ。梶は、島村ジョーについて、日本人の父と外国人の母を持つ自身の出自や存在に疑問を抱いている点が、アイデンティティーを形成する大きな要素になっていると分析。さらに、自らの意思とは関係なくサイボーグに改造され、その後、正義のために戦うチームへと変わっていく背景を踏まえ、次のようにコメントしています。
「ただの熱血主人公ではなく、彼の中にある苦しみや悲しみ、影のようなもの、ナイーブでセンシティブな心を意識して演じました。弱さがあるからこそ、彼の正義が成り立っている。そこの芯の強さは意識して演じさせていただきました」
中村演じるグラビトンは、本作から登場する新キャラクター。長い歴史を持つジョーとは異なり、役を構築するための蓄積がないことから、セリフの文面からキャラクターを読み取り、グラビトンの掲げる正義については次のようにコメントしています。
「多面的に見たときに、いろいろな形がある。誰もが疑問に思うような極端な手を取る人物ではありますが、気持ちが分からなくもない。その先に本当の平和があるのか、新たな憎しみや悲しみを生むのではないかという葛藤を抱える“難しい道を歩んでいるメンバー”。今回はジョーと対峙する場面がほとんどなので、思想をぶつけるところに何かをにじませなければいけないと思いました」
フランソワーズを演じた早見は、対立や激しい戦いの中でも失われない優しさに注目。次のようにコメントしています。
「相手がどのような境遇や思いでそこに立っているのかを理解した上で対話し、言葉を投げかけていく。一方的に何かをするのではない心根の美しさや優しさを、今作からもひしひしと感じました」
その後、オープニング主題歌『誰がために』を歌う杏子が登場。同曲は、1979年放送のテレビアニメ第 2 作で成田賢が歌った楽曲をカバーしたもの。杏子はオファーを受けた当初を「私でいいのか!」と回想し、「私はモノクロのテレビ版第 1 作から兄と一緒に見ていましたし、第 2 作で成田賢さんが歌っていらっしゃる『誰がために』もすごく聴いていたので、とにかく緊張しました」と吐露した。レコーディングには「これだけの作品を後押しできるような歌でなければいけない」という思いで臨んだといいます。
梶は、杏子の歌う『誰がために』について、『サイボーグ 009』の代名詞でもあると考えているようで、今回の最新作で、令和に新しく生まれた楽曲だと感じたとその印象を語りました。
早見は「第一声の歌声が聞こえた瞬間から鳥肌が立ちました。曲のメロディーの良さはもちろんですが、歌声がかっこよすぎて『たまらん!』と思って、巻き戻しました。歌声をたくさん浴びてから、本編を見させていただきました」と興奮気味。
中村も、力強さだけでなく悲しみも求められる楽曲だと感じたそうで、「その微妙なさじ加減が杏子さんの歌声とマッチしていて、惚れ込みました」と絶賛しました。
最後に梶は、「長く愛されてきたシリーズの中で初めて、009 たち 9 人と新しいサイボーグたち9人による、9対9の戦いが繰り広げられています。シリーズの良さはキープしつつ、過去作に触れたことがない方にも楽しんでいただける入口になっていると思います。アニメも杏子さんの楽曲も、ぜひ楽しんでいただければと思います」と呼びかけ、イベントを締めくくりました。
サイボーグ集団ネメシス誕生!
サイボーグ戦士たちは誕生以後、半世紀以上にわたり平和を脅かす様々な敵から人々を守ってきました。しかし、なおも戦いは続く――。そして今。009たちでは世界を安寧に導くことはできない、そう信じた9人のサイボーグ集団「ネメシス」が誕生。重力を操るサイボーグ・グラビトンが率いる彼らの目指す理想とは? 私たちは世代交代を目撃するのでしょうか⁉
『サイボーグ009 ネメシス』は7月19日(日)より全3話一挙配信。
[作品情報]
『サイボーグ009 ネメシス』
配信プラットフォーム:ABEMA プレミアム、d アニメストア、U-NEXT、アニメ放題、Prime Video、DMM TV、FOD、Hulu、バンダイチャンネル、J:COM STREAM、TELASA、milplus 見放題プライム、ふらっと動画
キャスト 009/島村ジョー:梶裕貴 001/イワン・ウイスキー:皆川純子 002/ジェット・リンク:宮野真守 003/フランソワーズ・アルヌール:早見沙織 004/アルベルト・ハインリヒ:杉田智和 005/ジェロニモ・ジュニア:安元洋貴 006/張々湖:かぬか光明 007/グレート・ブリテン:利根健太朗 008/ピュンマ:林勇 ギルモア博士:山路和弘
N001/ミュウ:日高里菜 N002/ブリザード:細谷佳正 N003/クラック:神谷浩史 N004/オプロ:井上喜久子 N005/アスピダ:稲田徹 N006/ブリッツ:若山詩音 N007/モーフィン:内田真礼 N008/デプス:佐倉綾音 N009/グラビトン:中村悠一
原作:石ノ森章太郎 ※ノの字はQ数60%ダウンの下ぞろえ
監督:安保英樹
脚本:冨岡淳広
キャラテックス キャラクターデザイン:sanorin
オープニング主題歌:「誰がために」杏子(オフィスオーガスタ)
エンディング主題歌:「クライマル」スキマスイッチ(オフィスオーガスタ)
アニメーション制作:アレクト
製作:石森プロ
公式HP: https://cyborg009.jp/
公式X:@009nemesis(https://x.com/009nemesis)
コピーライト:©石森プロ

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