アン・ランが恋人宅に招かれ食卓を囲む本編映像

中国全土を巻き込む社会現象となった映画『シスター夏のわかれ道』が2022年11月25日(金)に日本公開。このたび、映画を彩る四川料理香る本編映像が公開されました。

公開された本編映像は、アン・ランが恋人宅に招かれ食卓を囲むシーン。

唐辛子や生姜と炒めた湯気立つ四川料理が振る舞われ、歓迎されるなか、アン・ランの意思そっちのけで、恋人の家族は結婚の話を勝手に進め始めます。北京に行って医者になるという夢を叶えたいアン・ランは、ぎこちない笑顔を浮かべてうつむきながら、居心地の悪さを感じている様子が映し出されています。

中国の一人っ子政策などを背景に繰り広げられる人間ドラマとともに、こうした肉まんや麺類など映画を彩る料理の数々にも注目しましょう。

一人っ子政策に翻弄される姉と弟の物語

本作は、中国一人っ子政策のもと望まれなかった娘としてひとり看護師として働くアン・ランをめぐる物語。

ランは医者になるために北京の大学院進学を目指していた。ある日、疎遠だった両親を交通事故で失い、見知らぬ6歳の弟・ズーハンが突然現れます。早くから親元を離れて自立してきたラン。一方で待望の長男として愛情を受け育ってきたズーハン。姉であることを理由に親戚から養育を押し付けられるが、ランは弟を養子に出すと宣言する。しかし養子先が見つかるまで仕方なく面倒をみることになり、両親の死すら理解できずワガママばかりの弟に振り回される毎日。やがて、幼い弟を思いやる気持ちが少しずつ芽生え、ランの固い決意が揺らぎ始めます...。

自分の人生か、姉として生きるか。葛藤しながらも踏み出した未来への一歩とは？

試写会では「ラストに号泣した」「揺れ動く葛藤と感情の演技に胸を打たれた」と共感の感動の声が集まり、文部科学省選定教育映画(成人向き)にも選定されました。

『シスター夏のわかれ道』は、2022年11月25日(金)より新宿ピカデリー、ヒューマントラストシネマ有楽町、シネ・リーブル池袋ほかで全国公開。

［作品情報］

『シスター夏のわかれ道』

原題:我的姐姐　英題：Sister

監督:イン・ルオシン脚本:ヨウ・シャオイン出演:チャン・ツィフォン、シャオ・ヤン、ジュー・ユエンユエン、ダレン・キム

2021年/中国語/127 分/スコープ/カラー/5.1ch

日本語字幕:島根磯美

配給:松竹

宣伝:ロングライド

（資料提供：ロングライド）