特殊効果の神フィル・ティペットが20年書き溜めた膨大な絵が『マッドゴッド』で日の目を見る!

フィル・ティペット監督『マッドゴッド』絵コンテ&コンセプトアート

「特殊効果の神」と呼ばれ、『スター・ウォーズ』『ロボコップ』『スターシップ・トゥルーパーズ』など名作を生み出したフィル・ティペットの監督作『マッドゴッド』が、2022年12月2日(金)より全国順次公開。このたび、ティペットが約20年にわたり書き溜めたという絵コンテとコンセプトアート7点が公開されました。

©2021 Tippett Studio

『ジュラシック・パーク』(93)を経て急激なCGの波が映画の制作現場を変えてから、壮大な手作りのストップモーション・アニメ『マッドゴッド』のプロジェクト を中断させていたティペット。しかしその間も本作のことが頭から離れず、美術や科学にインスパイアを受け、それらを“消化”するように世界観を膨らませながら、ノートに脚本や絵コンテを書き溜めていたといいます。

 

しかしこれが、若きティペット・スタジオのスタッフたちとの共同作業でイメージを共有するための重要なツールとなりました。

 

公開された絵コンテは、ガスマスクをつけた主人公のアサシンや、剥き出しの歯がユーモラスなクリーチャー「シー・イット」の姿、鋭利な脚と毛むくじゃらの胴体を持った謎の生物のスケッチなどが確認できます。

地獄の向こうには何があるのか──グロいディストピア映像85分!

人類最後の男に派遣され、地下深くの荒廃した暗黒世界に降りて行った孤高のアサシンは、無残な化け物たちの巣窟と化したこの世の終わりを目撃する──。

 

「天国よりも地獄に惹かれる」と語る天才ティペットの潜在意識から溢れ出したのは、かつて誰も見たことのない暗黒世界。孤高のアサシンが荒廃した地底に潜り、拷問された魂、老朽化した地下壕、うごめく不気味なクリーチャーたちのあいだを巡るグロテスクなその質感の全てに生命力と共感が宿ります。

 

『マッドゴッド』は、2022年12月2日(金)、新宿武蔵野館、ヒューマントラストシネマ渋谷、池袋シネマ・ロサ、アップリンク吉祥寺ほか全国順次公開。

 

(資料提供:ロングライド)

[作品情報]

原題:MAD GOD

監督:フィル・ティペット 

出演:アレックス・コックス

2021 年/アメリカ/84 分/1.78:1/カラー/5.1ch

日本語字幕:高橋彩/PG12 

提供:キングレコード、ロングライド 

配給:ロングライド 

公式サイト:https://longride.jp/mad-god/