「盲目の娼婦は被害者であると同時に、真実を嗅ぎ当てる強かな追跡者」──『ダークグラス』ポスター&絶賛コメント公開!

盲目の娼婦が殺人鬼に襲われる恐怖。アルジェント節炸裂のジャッロ・ホラー『ダークグラス』

『サスペリア』(77)、『フェノミナ』(84)、『サスペリア PART2』(75)を生んだ巨匠、ダリオ・アルジェント監督の最新作『ダークグラス』が4月7日(金)、新宿武蔵野館、ヒューマントラストシネマ渋谷、池袋シネマ・ロサほかで全国順次公開されます。このたび、「10年ぶりの約束です。決してひとりで見ないでください─ 」と戦慄のキャッチコピーを伴ったポスターが公開されました。

「決してひとりで見ないでください」とは、1977年公開『サスペリア』の伝説的キャッチコピー。

 

さらにポスターも折りたたみポスターのような四つ折り線や版ズレありの凝りに凝ったもので、アルジェント初期作品のものを彷彿とさせます。

 

ビジュアルも、ヒロイン・ディアナが戦慄の表情で絶叫する顔面のドアップが恐怖心を煽ります。暗闇に光るワイヤーや、血みどろの女性たち、愛くるしい犬、暗がりに薄気味悪く浮かぶ人影、何かを目撃してして動揺した表情を浮かべる少年チンなど、 本作の見どころが随所に散りばめられています。

多数の著名人が「待ってました!」の絶賛コメント!

相沢梨紗(でんぱ組.inc)は、「恐怖、鮮血、高揚、孤独。激烈なメンタル攻撃を受け、ふわふわと放心するような時間が愛おしくて大好きです。無事、ととのいました」とコメント。

 

綾辻行人(小説家)は、「2020年代になって、ダリオ・アルジェント監督の新作を観ることができるとは! 生きてて良かったです。ありがとうございます。歓喜のあまり今、これまでの全作品を発表順に観直しているところです」とコメント。

 

奥浩哉(漫画家)は、「ダリオ・アルジェント氏へ、あなたの最新作のホラー映画を見て、改めてあなたの才能の凄さに圧倒されました。あなたはホラー映画の世界で、独自のスタイルと個性的な世界観を持ち、多くの人々を恐怖と興奮の世界に誘ってきました。私もクリエイターであなたの作品群は幼少期から何度も観てますが、私の作品の血肉になっています。今もなお、あなたがこのように生気に溢れた作品を発表してくれることで私も大変勇気を貰えます」と敬意を込めて感謝を表しました。

 

高橋ヨシキ(アートディレクター/映画ライター/サタニスト)は、「アルジェントの『ダークグラス』越しに、『わたしは目撃者』となって『ジャーロ』の『インフェルノ(地獄)』を見る。『スリープレス』な夜に轟く『鮮血の叫び』に、我々は『血の喝采』を送るのだ!」とコメント。

 

人間食べ食べカエル(人喰いツイッタラー)は、「耳に突き刺さるクールな劇伴と予想の斜め上をいく展開で唯一無二のグルーヴを生み出す。新しさを取り入れつつも、このアルジェントの味は変わらない。丁寧さと乱暴の共存。これが観たかった。これを待っていました」と歓迎。

 

平山夢明(作家)は「まさに御大が原点回帰の迫力。血、犬、ナイフ、そしてパイ! まさにこれはアルジェント版『暗くなるまで待って』と云っても過言ではない?齢82を超えて、ますますコクと旨味マシマシの天才の手腕をとくとご賞味あれ!」と猛推薦。

 

松本光司(漫画家)は、「ダリオ・アルジェントへ、僕は子供の頃に観た、貴方の映画『サスペリア』や『フェノミナ』でホラーは美しいんだという事を知りました。80を越えた今も、嬉々と血まみれジャッロ映画を撮るエネルギーに、本当に感服します」と敬意を寄せます。

 

矢澤利弘(アルジェント研究会代表・県立広島大学教授) は、「これほど公開を待ち焦がれた映画があっただろうか。ダリオ・アルジェントの映画が怖いなんて当たり前、映像美だなんて当たり前だ。理屈はいらない。もしアルジェントに伝えることができるとしたら、この一言だけ。『ありがとうございました』」と語ります。

 

柳下毅一郎(映画評論家)は、「少年は犬を愛するものだ、とハーラン・エリスンは語ったが美女もまた犬を愛するのである」と断言。

 

山崎圭司(映画ライター)は、「チャオ、ダリオ。これは貴方の集大成にしてニューモード。恐怖の原点である暗闇に獣の勘が息づき、黒い手が殺しを奏でると古い石畳が紅に染まる。娼婦は被害者であり、同時に真実を嗅ぎ当てる強かな追跡者。お見事!」と絶賛します。

アルジェント監督82歳の集大成

アルジェント監督が82歳にして前作から10年ぶりに完成させた本作は、自身のルーツであるジャッロに立ち返ったイタリアン・ホラー。2000年代初頭に脚本を執筆しながらも、製作サイドの事情で中止を余儀なくされた幻の企画がついに実現。盲目のヒロインがサイコパスの殺人鬼に脅かされる“見えない恐怖”をスタイリッシュに映像化し、第72回ベルリン国際映画祭におけるプレミア上映で大きな反響を呼びました。

 

本作の舞台は、イタリア・ローマ。娼婦ばかりを狙った猟奇的な連続殺人事件が発生し、その4人目としてターゲットにされたコールガールのディアナもまた、殺人鬼に執拗に追いかけられます。ある夜、車を衝突させられ大事故に遭い、一命を取り留めるも両目の視力を失ったディアナは、同じ事故で両親を亡くした中国人少年チンと一緒に暮らすこととなるも、殺人鬼はその後もディアナたちを殺害しようと執拗につけ狙います…。

 

『ダークグラス』は、4月7日(金)全国公開。

 

[作品情報]

『ダークグラス』

原題:Occhiali neri 

監督:ダリオ・アルジェント  

脚本:ダリオ・アルジェント、フランコ・フェリーニ  

音楽:アルノー・ルボチーニ 

出演:イレニア・パストレッリ、アーシア・アルジェント、シンユー・チャン  

提供:ロングライド、AMGエンタテインメント

配給:ロングライド  

公式サイト: https://longride.jp/darkglass/

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