チョン・イル、普段は気さくなのに役柄によって変幻自在な姿を見せる『高速道路家族』

『パラサイト 半地下の家族』に次ぐ傑作

第27回釜山国際映画祭で『パラサイト 半地下の家族』に次ぐ大傑作と称されたチョン・イルとラ・ミランのW主演映画『高速道路家族』が4月21日(金)に公開されます。このたび、新しい場面写真が13カットも追加されました。

公開された場面写真では、ギウ一家とヨンソンが対立する物語の転換点となる重要な場面や、地図を広げ次の目的地を確認するギウ一家の様子、サービスエリア脇の垣根の裏にテントを建て家族4人で眠る様子などが切り取られています。

 

一方で、ヨンソンと暮らすことになった妻と二人の子供たちが食卓を囲む様子や、中古家具を洗いヨンソンの仕事を手伝う様子もみられ、その対照的な暮らしぶりが伝わります。

ファンミと役を演じる姿のコントラスト

ギウを演じたチョン・イルのことをよく知る、韓国情報通のラジオDJ古家正亨がチョン・イルの魅力を次のように語っています。

 

「これまでファンミーティングを中心に10回ほどお仕事させてもらっています。とっても気さくで、僕も含めスタッフ想いのチョン・イルさん。ファンミーティングでは、自分自身をどのように見せることでファンの皆さんに、最大限の自身の価値を感じてもらえるか…とにかくそれを考えて取り組んでいる姿には、惚れ惚れしてしまいます。一方、俳優チョン・イルになると、その役柄によって変幻自在にその姿と魅力を変えてくれるのです。そのコントラストに驚きを覚えますが、同時に出会った人、皆を幸せにしてくれる、その人としての魅力に惹かれてやまないのです」

『半地下の家族』に次ぐ傑作パラサイト・スリラー

本作は、ホームレス一家と裕福な訳あり夫婦、2つの家族の偶然の出逢いが火種となるパラサイト・スリラー。

 

テントで寝て、夜空の月を照明として暮らすギウ(チョン・イル)と3人の家族。彼らは高速道路のサービスエリアを転々とし、再び遭遇することのない訪問者に2万ウォンを借りながら食いつないでいます。

 

ある日、すでにお金を借りたことのあるヨンソン(ラ・ミラン)と別のサービスエリアで再び遭遇。不審に思ったヨンソンはギウを警察に届け出ます。ヨンソンは残されたギウの妻ジスク(キム・スルギ)と子供2人を放っておけず、家へ連れて帰り一緒に暮らすことになるも…。

 

悲劇か喜劇か?本国では賛否両論の嵐を巻き起こしている想像もつかない衝撃の結末から目が離せません。

 

『高速道路家族』は、4月21日(金)公開。

 

[作品情報]

『高速道路家族』

英題:Highway Family

監督・脚本:イ・サンムン

音楽:イ・ミンフィ(『ひと夏のファンタジア』『最善の人生』)

美術:ソン・ソイル (『ポエトリー アグネスの詩』『バーニング 劇場版』)

出演:チョン・イル、ラ・ミラン、キム・スルギ、ペク・ヒョンジン、ソ・イス、パク・ダオン

2022年/韓国/韓国語5.1ch/128分/字幕翻訳:具美佳/G指定

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配給:AMGエンタテインメント

公式サイト:https://kousokudouro-kazoku.jp