『バーナデット ママは行方不明』9月22日公開
リチャード・リンクレイター監督とケイト・ブランシェット主演で贈る『バーナデット ママは行方不明』が9月22日(金)より新宿ピカデリーほかで全国公開。このたび、ケイト・ブランシェット演じるバーナデットの夫エルジーを演じたビリー・クラダップのインタビュー動画が届きました。
一流IT企業に勤める夫エルジーを演じたビリー・クラダップは、夫エルジーという役について次のように語りました。
「バーナデットに何が起こっているのか彼には理解できなかった。彼女は明らかに奇妙な言動をしていたけど、自分たちでなんとかできると思っていたんだ。彼は良い仕事をすること、我慢することが父親にできることだと考えていて、家族が彼を迎え入れてくれるのならばいつでも家族のもとへ行く準備ができている」
また、バーナデットの第一印象については次のように語ります。
「バーナデットは、彼女自体が創造性で建築界の革新の源だから、大人として生活を管理するのが難しい。彼女は娘が産まれてから13年間仕事の ない人生を送ってきた。創作に対するエネルギーは彼女の人間性を歪め、人間嫌いの突拍子のない人間になった。エルジーにとっても近寄りがたくなり、人間関係は娘との関係のみになった」
リチャード・リンクレイター監督については次のように畏敬の念を抱きます。
「彼は、自分の道を生きてい魅力的な監督だよ。一緒に作り上げることに力を入れそこに忍耐を持っている。関わる人々が皆、最高のレベルで仕事ができるようにするため、特定のテンポを決めていない。もしそれを理解できたなら感謝しなくてはならない。それが最高の贈り物なんだから」
Wilson Webb / Annapurna Pictures
夢を諦めて主婦になったあの日から思い続けた場所とは?
シアトルに暮らす主婦のバーナデット。仕事のできる夫と仲良しの娘に恵まれ一見幸せそうに見えるも、バーナデットは極度の人間嫌いでいつもトラブルを起こし、ママ友たちからも煙たがられていました。
かつては天才建築家として活躍していたのに夢を諦めたあの日から、日に日に息苦しさが募っていきます。そんな中、ある事件をきっかけに、この退屈な世界に生きることに限界を感じたバーナデットは、忽然と姿を消します。
彼女が向かった先、それは南極でした。
本作で注目すべき、圧倒的なスケールで観客を非現実へと誘う南極のシーンは、ブランシェットからの「海と氷は本物であるべき」という強い希望で、グリーンランドでのロケ撮影が実現。壮大な自然美が映画を彩ります。
また、主題歌に使用されるのは1984年にリリースされ、全米1位を記録し日本でも大ヒットしたシンディ・ローパーの「タイム・アフター・タイム」。早くから女性の社会的地位向上への支援を続けるシンディの優しくも力強い歌声が、明るい未来を予感させます。
『バーナデット ママは行方不明』は、9月22日(金)より新宿ピカデリーほかで全国公開。
[作品情報]
『バーナデット ママは行方不明』
原題:Where’d You Go, Bernadette
監督・脚本:リチャード・リンクレイター 脚本:ホリー・ジェント、ヴィンス・パルモ 出演:ケイト・ブランシェット、ビリー・クラダップ、エマ・ネルソン、クリステン・ウィグ
2019 年/アメリカ/英語/カラー/ビスタ/108 分/日本語字幕:石田泰子 提供:バップ、ロングライド 配給:ロングライド
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longride.jp/bernadette/