マイウェン、“堂々たる敗北者”に共感『ジャンヌ・デュ・バリー 国王最期の愛人』

『ジャンヌ・デュ・バリー 国王最期の愛人』2024年2月2日公開

ジョニー・デップ出演最新作『ジャンヌ・デュ・バリー 国王最期の愛人』が2月2日(金)よりTOHO シネマズ シャンテほかで全国公開。このたびポスターおよび新場面写真とともに、主演・監督・脚本のマイウェンのインタビューが公開されました。

公開されたポスターには、華美なジュエリーを身につけ凛とした表情を見せるマイウェン演じるジャンヌ・デュ・バリーと、黄金の衣装に身を包み真っ赤な紅が印象的なジョニー・デップ演じるルイ15世が大きく捉えられています。本国をはじめとする世界各国のポスタービジュアルでは、ジャンヌとルイ15世の写真は単体で別々のポスターとなっていますが、日本版は二人を同じ一枚に組み込み、愛の視線が交わるその瞬間を捉えた仕上がり。真っ赤な文字で書かれた「ヴェルサイユ史上最大のスキャ ンダラスな愛」のコピーとタイトルロゴが、危険な香りをドラマティックに匂わせます。

なぜジャンヌ・デュ・バリー?

マイウェンは、ジャンヌを主人公に映画を制作しようと決めた理由を次のようにコメントしています。

 

「2006年にソフィア・コッポラ監督の『マリー・アントワネット』を観たのがきっかけです。ジャンヌがスクリーンに現れた瞬間、アーシア・アルジェントが演じる彼女のキャラクターに魅了されました。すぐに彼女との強いつながりを感じ、彼女がスクリーンに映らなくなるとすぐに恋しくなりました。私がジャンヌ・デュ・バリーに魅了されたのは、彼女が堂々たる敗北者だからです。私の人生が彼女の人生と似ているということもあるかもしれませんが、それだけではありません。彼女という人間と、彼女が生きる時代に恋をしたのです。彼女の伝記を没頭して読み、彼女の正義を題材にした映画を撮りたいと思いました」

庶民の娘がルイ15世の妾に駆け上がるも…

貧しいお針子の私生児として生まれ、娼婦同然の生活を送っていたジャンヌ(マイウェン)は、類まれな美貌と知性で貴族の男たちを虜にし、社交界の階段を駆け上がります。ついにヴェルサイユ宮殿に足を踏み入れたジャンヌは、時の国王ルイ15世(ジョニー・デップ) と対面を果たします。

 

二人は瞬く間に恋に落ち、ジャンヌは、生きる活力を失くしていた国王の希望の光となり、国王の公妾(公式の愛人)となります。もっとも、労働階級の庶民が国王の愛人となるのはヴェルサイユのタブー。さらに堅苦しいマナーやルールを平気で無視するジャンヌは、宮廷一の嫌われ者となってしまい、王太子妃マリー・アントワネットも例外なく彼女を疎ましく思うように…。

 

『ジャンヌ・デュ・バリー 国王最期の愛人』は、2024年2月2日(金)より TOHO シネマズ シャンテほかで全国公開。

 

[作品情報]

『ジャンヌ・デュ・バリー 国王最期の愛人』

原題:『Jeanne du Barry』

監督 マイウェン   

脚本 マイウェン、テディ・ルシ=モデステ、ニコラ・リヴェッチ   

出演:マイウェン 、ジョニー・デップ

バンジャマン・ラヴェルネ 、ピエール・リシャール  、メルヴィル・プポー、パスカル・グレゴリー

2023 年/フランス/フランス語/116 分/カラー/ビスタ/5.1ch/JEANNE DU BARRY(原題)/日本語字幕:松浦美奈/配給:ロングライド

 

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