『若尾文子映画祭 Side.A & Side.B』6月6日から7月3日開催
『若尾文子映画祭 Side.A & Side.B』が、6月6日から7月3日まで、角川シネマ有楽町にて一挙上映決定。6月21日から大阪シネ・ヌーヴォ、以降全国順次上映開催されます。このたび、目玉作品『青空娘』の初4K 化の場面写真が公開されました。
修復では、当時のアグファカラーの色彩再現を目指し、赤の鮮やかさを際立たせる一方、それ以外の色味は抑えめのトーンに調整されています。旧素材よりも彩度は落ち着いて感じられる場面もありますが、上映当時の印象に近づけています。
『青空娘』は、親代わりの祖母を失い、上京して実父と義母、異母姉弟と暮らすことになったヒロイン・夕子が、逆境から爽やかなラストを迎える青春ドラマ。
義理の母(沢村貞子)には家政婦扱い・・・それでもめげずに飼い犬や青空に寄り添う夕子②④。優しい家政婦(ミヤコ蝶々/③左)に気遣われ、腹違いの弟に懐かれながら明るく振る舞う夕子。
母にそっくりな夕子を溺愛する父や、図らずも卓球対戦したブルジョワボーイ(川崎敬三)に気に入られる夕子⑦。夕子への嫉妬うずまく本妻と姉。初恋の美術教師(菅原謙二/⑥手前男性)との再会、どこかで生きている実の母親探し。
テンポよく新たな展開が次々に起こり、意外なほど現代的なラストを迎える本作は、現代を生きる私たち世代にも納得のハッピーエンドの名作です。
若尾文子とは?
1933 年(昭和 8 年)11 月 8 日東京都生まれ。1952 年 5 月公開の『死の街を脱れて』で本格スクリーンデビュー。
溝口健二、小津安二郎、市川崑、川島雄三、吉村公三郎、そして後の名コンビとなる増村保造など、巨匠・名匠の名作に次々と起用され、本格女優としてのキャリアを積み、1961 年『女は二度生まれる』『妻は告白する』、1965 年には『清作の妻』などで数々の女優賞を受賞する昭和を代表する映画女優。映画総出演数は約 160 本。現在も国内外で出演作品が定期的に上映されておりファン層が拡大、今もなお幅広い世代の人々を魅了し続けています。
配給:KADOKAWA|公式 HP:https://cinemakadokawa.sakura.ne.jp/wakao2025/
コピーライト:©️KADOKAWA|X:@kado_cine
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