ミケーレ・デ・ルッキ、心地よい自然との共存を詩的に表現「ミケーレ・デ・ルッキ展 ~ミラノと旭川のデザインの架け橋~」旭川で開催中

今年25年1月に旭川市の特別デザイン大使となった世界的建築家ミケーレ・デ・ルッキの展覧会「ミケーレ・デ・ルッキ展 ~ミラノと旭川のデザインの架け橋~」が、8月31(日)まで北海道・旭川で開催中だ。

本展示会は、旭川デザインウィーク期間中の6月25日から国登録有形文化財である上川倉庫群内にある市民ギャラリーで始まり、その後7月8日からは旭川駅南口に場所を移して開催中です。

 

ミケーレの最近の作品パネルとともに展示されているのは、インスタレーション「CANASTA」。ミケーレとAMDL CIRCLEによって設計され、4月にイタリアミラノで開催されたミラノデザインウィーク期間中に展示されたものの発展形として、昭和木材が板材を提供、カンディハウスが制作設置しています。

 

そもそもCatastaとは木材の積み重ねを意味し、ミケーレ自身は「Catastaという言葉自体が詩」と表現しています。単なる木材の積み重ねではなく、自然との繋がり、音や形、感触、匂いに至るまでの一連のイメージが込められています。

 

心地よい自然との共存というミケーレの理念を端的に表す貴重なインスタレーション、そしてその前に佇むミケーレご本人を拝むことが出来た貴重な体験でした。

 

「ミケーレ・デ・ルッキ展 ~ミラノと旭川のデザインの架け橋~」は、8月31日(日)まで、旭川駅南口中央で開催中。

 

[作品情報]

「ミケーレ・デ・ルッキ展 ~ミラノと旭川のデザインの架け橋~」

日程:8月31日(日)まで

場所:旭川駅南口中央

監修:AMDL CIRCLE

後援:駐日イタリア大使館、イタリア文化会館

総合企画:成ヶ澤伸幸

寄附企業:株式会社ユニオン、株式会社カンディハウス、株式会社ツナシマ商事、株式会社ニューウェスト