染谷将太、“身体のリストラ”で身も心も軽くなる⁉『廃用身』特報

『廃用身』5月公開

染谷将太主演で、久坂部羊の小説を実写映画化した『廃用身』が、5月に TOHO シネマズ 日比谷ほか全国公開。このたび、特報映像が到着。あわせて、北村有起哉・六平直政・瀧内公美ほかフルキャストも公開されました。

公開された特報では、不穏な音楽とともに、染谷将太演じるデイケア「異人坂クリニック」の院長・漆原の、正義に満ちた穏やかな表情から幕を開けます。

 

「お年寄りの体重が軽くなったら、介護負担を減らすことができる」のセリフの後に映し出されるのは、芝生の上で車椅子の老人たちが輪になり、楽しげに風船遊びをしている光景。

 

一見すると平和そのものの映像に、「“身体のリストラ”をされた老人たちは、身も心も軽くなる・・?」というテロップが重なり、違和感が静かに忍び寄ります。やがて、「もっと、早く切ったらよかったね」と、手足の欠けた老人の衝撃的なセリフが放たれ、映像は一気に戦慄の色を帯びていきます…。

 

「少し冷酷だと思いましたか?」と静かに微笑む漆原。その柔らかな笑顔の奥に潜む“理想の未来”とは一体…?

 

音楽を担当したのは、第48回日本アカデミー賞最優秀音楽賞を受賞し『カラオケ行こ!』、『金髪』、「しあわせな結婚」など話題作を手掛けてきた世武裕子。不気味なピアノの旋律が、不穏さを醸し出し、善意と狂気の境界線を静かに侵食。禁断の展開を予感させ、深い戦慄を刻み込む特報となっています。

 

主演は、幅広い役柄をこなす変幻自在な演技力で圧倒的な存在感を放つ実力派・染谷将太。医療の限界を超えたいと力強く訴え、理想を追い求めるあまり、合理性と狂気の危うい狭間へと踏み込んでいく主人公・医師・漆原糾(うるしはら・ただす)を怪演しています。

 

そしてこの度、追加キャストとして、老齢期医療に革命を起こす可能性を感じ取り、漆原に本の出版を持ちかける編集者を、主演映画『逆火』(25)や主演ドラマ「小さい頃は、神様がいて」(25/CX)、連続テレビ小説「おむすび」(25/NHK)など話題作への出演がつづく北村有起哉。

 

両脚と左腕の麻痺に苦しめられ、漆原の〈画期的な治療〉で人生を取り戻した岩上に、映画『首』(23)や大河ドラマ「べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~」(25/NHK)など、名バイプレイヤーとして活躍する個性派俳優・六平直政。

 

漆原を支える妻の菊子に、『由宇子の天秤』(21)で注目され、『敵』(25)『宝島』(25)『国 宝』(25)など幅広く活躍する瀧内公美。

 

その他、 廣末哲万、 中村映里子、中井友望、吉岡睦雄らが脇を固めます。

 

北村は「ご覧になる方は今まで見逃していた新たな倫理観に揺さぶられると思います。このテーマに共感できるか、拒絶するか。賛否が激し く分かれてほしいです」、六平は「自らの身体を切って、心を開放していく老人たちの気持ちを考えるようになりました。この難しい社会の闇の問題を、映画をご覧になる皆様に是非考えて頂きたい」、瀧内は「あの日々が自分の人生と地続きのまま生きているような感覚があり、完成した作品を観たとき、ようやく『あれは作り物だったのだ』と受け止めることができ、昇華されていくような思いです」とコメントしています。

画期的な老齢期医療の末路

ある町のデイケア「異人坂クリニック」に通うお年寄りの間で、漆原院長(染谷将太)が考案した“画期的な”治療が密かに広まっていました。究極のコスパの良い介護を目指すため、<廃用身」>(麻痺などにより、回復見込みがない手足のこと)の切断を行った結果、「身体も心も軽くなった」「厳しい性格が柔らかくなった」などと予想外の“好ましい副作用”が現れたというのです。

 

噂を聞きつけた編集者・矢倉は、老齢期医療に革命を起こす可能性を感じ取り、漆原に本の出版を持ちかけます。しかしやがて、デイケアに関するとある内部告発が週刊誌に流出。さらに、患者宅で起きた衝撃の事件をきっかけに、すべてが暗転していきます…。

 

『廃用身』は、5月 TOHO シネマズ 日比谷ほか全国公開。

 

[作品情報]

『廃用身』

原作:久坂部羊『廃用身』(幻冬舎文庫)

監督・脚本:𠮷田光希

主演:染谷将太

配給:アークエンタテインメント

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