空気清浄機が咳き込んでる!『ユースフル・ゴースト』本編映像

『ユースフル・ゴースト』7⽉10⽇公開

ダビカ・ホーン主演、新鋭ラッチャプーム・ブンバンチャーチョーク長編デビュー作『ユースフル・ゴースト』が、7⽉10⽇(⾦)より新宿武蔵野館、ヒューマントラストシネマ有楽町ほかにて全国公開。このたび、空気清浄機に取り憑いた霊が暴れ出す姿を捉えた本編映像が公開されました。

公開されたのは、空気清浄機に取り憑いた霊が暴れ出す、奇妙でシュールな本編映像。

 

⼤量に積み上げられた段ボール箱の中から、突如1台の空気清浄機が⾶び出します。

 

「苦しいよ」「息ができない」

 

と呻き声を上げながら、硬いボディを激しく震わせ、咳き込む空気清浄機。その正体は、かつてこの⼯場で働いていた従業員・トックの霊でした…。

 

突然しゃべり出した空気清浄機を前に、⼯場の従業員は「トックの霊です」と淡々と説明。さらに社⻑は「まだ売り物になる︖」と冷静に問いかけるなど、異常事態にもまったく動じない反応をみせます。取り憑かれた空気清浄機の暴⾛と、それを当たり前のように受け⼊れる⼈々との温度差が、思わず笑いを誘うシュールな⼀幕となっています。

掃除機とのロマンスが国家をひっくり返す事件に発展?!

タイでは誰もが知る怪談「メー・ナーク・プラカノーン」(死後も現世にとどまり、夫と禁断の愛を深めていった⼥性“メー・ナーク”にまつわる物語)に着想を得たという本作は、亡き妻が掃除機に宿って夫の元へ戻ってくるという奇想天外な設定を起点にしながら、記憶と忘却、個⼈と社会、愛と有⽤性といったテーマへと静かに深度を増していきます。

 

幽霊が⽇常に存在する世界で、⼈間社会の価値基準や倫理がいかに恣意的なものであるかを浮かび上がらせると同時に、「記憶すること」がひとつの抵抗ともなり得ることを⽰唆するコメディ、ロマンス、ホラー、SF……様々なジャンルを軽やかに横断しながら、環境問題や労働、政治的抑圧といった現代社会の歪みに鋭く切り込みます。

 

粉じん公害が深刻化するタイ・バンコク。最愛の妻・ナット(ダビカ・ホーン)を呼吸器疾患で亡くしたマーチ(ウィサルット・ヒンマラット)は悲嘆に暮れる⽇々を送っていました。

 

ある⽇、ナットの魂は掃除機に宿るかたちで舞い戻り、ふたたび愛を確かめ合う⼆⼈。その頃、マーチの家族が経営する⼯場では、死亡した従業員の霊が機械に取り憑き、操業停⽌に追い込まれていました。霊に悩ま される家族や社会から拒絶されたナットは、⼯場の除霊に協⼒することで、夫への真実の愛そして⾃らの存在を“役に⽴つ幽霊”だと証明しようとしますが……。

 

『ユースフル・ゴースト』は、7⽉10⽇(⾦)より新宿武蔵野館、ヒューマントラストシネマ有楽町ほかにて全国公開。

 

[作品情報]

『ユースフル・ゴースト』

英題:A Useful Ghost

監督・脚本:ラッチャプーム・ブンバンチャーチョーク 

出演:ダビカ・ホーン、ウィサルット・ヒンマラット、アパシリ・ニティポン、ワンロップ・ルンカムチャット、ウィサルット・ホームフアンほか

2025|タイ語、英語、イサーン語|タイ、フランス、シンガポール、ドイツ|130 分|字幕翻訳:橋本裕充 

配給・宣伝:SUNDAE(Powered by Filmarks)

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