「新潟国際アニメーション映画祭」海外審査員とオープニング作品発表!

「新潟国際アニメーション映画祭」審査委員にジンコ・ゴトウとデヴィッド・ジェステット

⻑編商業アニメーションにスポットを当て、⻑編アニメーション映画のコンペティション部門をもつアジア最大の祭典として新潟から世界へアニメーション文化を発信する映画祭『新潟国際アニメーション映画祭』が3月17日より22日に開催されます。そのコンペティション部門の審査委員長に押井守監督が担当することは既報の通りですが、このたび、海外からの審査員として『クロース』『レゴ ムービー2』『リトルプリンス 星の王子さまと私』のプロデューサーであるジンコ・ゴトウと、スタジオジブリの⻑編、新海誠監督作品などの米国の配給会社GKIDS社⻑デヴィッド・ジェステットが決定しました。

オープニング作品に『太素(TAISU)』

日本・中国・ニュージーランド3か国を代表する5人の監督が、壮大かつ美しい映像とともに各キャラクターの繊細な感情を描き出す 「TAISU PROJECT (太素プロジェクト)」。彼らが手がける映像作品『太素(TAISU)』(読み方:タイスー)が、映画祭のオープニング作品に決定しました。

©TAISU PROJECT

日本からは、『カウボーイビバップ』『アニマトリックス』で知られる渡辺信一郎監督、『九十九』で第86回米国アカデミー賞短編アニメーション部門にノミネート、『東京喰種トーキョーグール』でも名を馳せる森田修平監督、中国からは興行収入16億元(約310億円)の大ヒット作『姜子牙』の李炜(リー・ウェイ)監督、新進気鋭の翁銘(ウェン・ミン) 監督、ニュージーランドからは『ロードオブザリング』『アバター』のVFXを担ったWETAの代表であるリチャード・テイラー監督など、世界に名だたる監督が参加しています。

 

本作品は、「万物の根本にある時間と空間を超えることができる宇宙元素たる太素に導かれ、時間と空間を旅しながらそれぞれの物語を目撃する」という共通コンセプトのもと、4つの時代で「愛」と「希望」の物語を描き出します。

 

今回オープニングで披露されるのは、4つエピソードからなる『太素(TAISU)』のうち日本制作の2本。渡辺信一郎監督による『A Girl meets A Boy and A Robot』と森田修平監督『弦の舞』をアジアプレミアとして上映します。

 

『A Girl meets A Boy and A Robot』は『呪術廻戦』『進撃の巨人 完結編』のMAPPA、『弦の舞』は『ニンジャバットマン』のYAMATOWORKSがアニメーション制作を担当しているのも見どころの一つです。

 

[作品情報]

『太素(TAISU)』

監督:渡辺信一郎、森田修平、李炜(リー・ウェイ)、リチャード・テイラー、翁铭(ウェン・ミン)

脚本:渡辺信一郎、佐藤大、御笠忠次、张雨萌(チャン・ユーモン)、Matin Baynton

アニメーション制作:MAPPA、YAMATOWORKS、多玲十月(ドォリンスーユエ)、銘想(ミンシャン)

なぜ今の日本に国際アニメーション映画祭が必要なのか?

現在、アニメーションは日本を代表する文化となり、「アニメ」と呼ばれる日本の作品はいまや世界中のどこででも見ることができます。しかし、未来永劫アニメーション文化を維持するためには、文化価値の共有や作品への評価、人材やスタジオが持続する基盤を作る必要があります。

 

現在、アニメーション文化は、「商業」と「アート」、「国内」と「海外」、「専門家」と「大衆」に分断され、十分な力を発揮しているとは言えない現状があります。それを打破する中心的な役割を担おうとするのが「新潟国際アニメーション映画祭」です。

 

「新潟国際アニメーション映画祭」は、3月17日(金)〜22日(水) に開催されます。

 

[開催概要]

「第1回新潟国際アニメーション映画祭」

英語表記:Niigata International Animation Film Festival 

主催:新潟国際アニメーション映画祭実行委員会 

企画制作:ユーロスペース+ジェンコ 

特別協力:新潟市、新潟日報社、新潟県商工会議所連合会、燕商工会議所

後援:外国映画輸入配給協会

協力:新潟大学、開志専門職大学、JAM 日本アニメ・マンガ専門学校

協賛:NSG グループ

会期:3 月 17 日(金)〜22 日(水) 毎年開催 

上映会場:新潟市⺠プラザ、開志専門職大学、T・ジョイ新潟万代、シネウィンド 

イベント会場:新潟日報メディアシップ、古町ルフル広場、新潟大学駅南キャンパスときめいと 

公式サイト:https://niaff.net